日本においてアフターピル（緊急避妊薬）は一般のドラッグストアでの購入はできません。アフターピルは処方箋が必要な医薬品であり、医師の診察を受けた後に、指示に従って使用する必要があります。一般に、婦人科や産婦人科、あるいは性感染症に対応したクリニックで診察を受けることができます。
もちろんオンライン診療においてもアフターピル（緊急避妊薬）の処方は可能です。
緊急避妊薬は、性行為後に不意の妊娠を防ぐための手段として使用されますが、その効果は確実ではありません。また、使用には一定のリスクや副作用があるため、医師の指導が必要です。
緊急事態においては、できるだけ早く医療機関を受診してください。一部の緊急避妊薬は、性行為後72時間以内、またはそれ以上の時間が経過した場合でも120時間までは有効ですが、早ければ早いほど効果が高いとされています。
医療の専門家の診断と指導を受けることが、最も安全かつ確実な方法ですので、緊急避妊の必要がある場合は、適切な医療機関での診察をお勧めします。
アフターピルの市販化はいつですか？
厚生労働省は2023年6月に、特定の条件をクリアした薬局で、医師の処方箋なしに緊急避妊薬（レボノルゲストレル）を試験販売する新しい方針を発表しました。この試験販売は2023年夏から2024年3月末まで行われる予定です。
この特定の条件とは以下の4点です：
- 研修済みの薬剤師による販売: 薬剤師が専門の研修を受けて、適切な指導と販売ができる。
- 夜間・週末・祝日も対応: 薬局は夜や土日、祝日でも開いているため、緊急時にも対応可能。
- プライバシーが確保される場所がある: 薬局内には個室や隔離されたスペースがあり、プライバシーを守れる環境が整っている。
- 近隣の産婦人科との連携: 薬局は周囲の産婦人科クリニックなどと連携を取り、必要に応じて専門の医療機関に紹介できる。
このように、試験販売は一定の基準を満たした薬局で行われ、より手軽に緊急避妊薬を入手できるようになる計画です。ただし、この制度は試験的なものであり、2024年3月末までの運用が予定されています。
